弊社のエステートセールは、ご依頼者様のみならず、ご依頼者様のご両親様や祖父母様、そしてご先祖の方々が大切にしていらっしゃったお品をお預かりさせていただいております。
その中で、本日は、昭和期に活躍された日本の画家「久米 宏一(くめ こういち)」氏の絵画についてご紹介いたします!
「かくまきの少女」
写真は、久米宏一氏が1971年に描いたとされる「かくまきの少女」です。
2号サイズで作品は色紙に描かれています。
戦後の高度成長期に描かれたこの絵は、戦後の日本を強く生きる少女の様子が力強く描かれており、落ち着いた色調の中にも、強く生きる希望を感じるとても素晴らしい作品です。
第25回小学館絵画賞受賞
久米氏は、1917年(大正6年)に東京でお生まれになり、1991年(平成3年)74歳までご活躍されていました。
久米氏は、終戦後、1950年代(昭和25年)以降、200冊以上もの児童文学作品や絵本に挿絵を提供し、今でもその作品を目にすれば、「あぁ、この絵も久米宏一さんの絵だったんだ!」と思う作品も多いと思います。
そして、毎年、児童出版文化の向上に貢献したと認められ、幼年ならびに少年少女に勧めたい優れた作品及び作家に選び顕彰している「小学館絵画賞」(1996年以降は「小学館児童出版文化賞」と名称が変更)を、1976年度の第25回で、「やまんば」(岩崎書店)と「黒潮三郎」(金の星社)の二作品が同時受賞しています!
絵本や文学作品は、時代を超えて、人間の真理、本当に大切なことを子どもたちに伝える大切な人生の教科書とも言えるでしょう。
皆様のご自宅に眠っている貴重な品々も、エステートセールで後世に伝えてみませんか?
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